「中野ブロードウェイ」は中野駅北口から歩いてすぐの所にある商業住宅複合ビルです。 地下1階から4階までが商店街(今風に言えばショッピングモール)になっています。 中野駅北口のサンモール商店街をぬけると写真のようなビルの入り口が見えます。 「中野ブロードウェイ」はサブカルチャーのレアな商品を扱う店(以下サブカルショップと略)が多く集まっているため、 「サブカルチャーの聖地」と呼ばれています。

このビルは完成当時はおしゃれなショッピングモールとして設計されたのではないかと思います。 各店舗の上にはダミーの小さなバルコニーや窓がついていて、ビルの中が外国の街並み思わせるようなつくりになっています。 また所々、上の階から下の階の街並み(?)が見渡せる場所があります。 地下1階に行くと立ち食いのアイスクリーム屋とうどん屋がありますが、 今で言うフードコートなのでしょう。ビルには駐車場もあり、 「ららぽーと」といった現代のショッピングモールの要素は一応全て兼ね備えています。 ショッピングモールの元祖といった感じがします。 そんなビルの主に2階から4階にサブカルショップが集中しています。

サブカルショップでは主に昔のおもちゃ、雑貨、漫画、アニメ、映画などのアンティークな品が売られています。 値札の数字が一桁間違っているのではないのかと思えるブリキのおもちゃが売られていたりして、 観光目的らしい外国人が買っていったりします。

ビル内部の様子も変わっています。この「中野ブロードウェイ」はもともと普通の商店街だったところにサブカルショップが入ってきたので、 サブカルショップの隣に年季の入った小さな食べ物屋や喫茶店が突然あったりしてなかなかシュールな光景です。 小さな食堂、喫茶店、医院、食料品売り場それとサブカルショップが雑然と並んでいて、 ビルの中は昭和の雰囲気満載です。 シャッターの閉まった空き店舗もかなりあり、昭和の廃墟的な雰囲気に拍車をかけています。 マニアだけでなく観光目的の人も多そうですが、確かに他には無い独特の雰囲気がこの「中野ブロードウェイ」にはあります。

話を模型に移すと模型専門店みたいなのはなく、所々の店で古いプラモデルが何点か売られていたりします。 スケールモデルをまとまって扱っているお店としては2Fにあるまんだらけの「大車輪」くらいでしょうか。 基本は古いミニカーのお店ですが、乗り物ということで中古の飛行機、戦車、艦船などのスケールモデルも扱っています。

今回の訪問は2回目になりますが、今回も散策するだけで何も買わずに帰りました。 昔懐かしいお菓子のおまけとか結構ありましたが、購入には至りませんでした。

各店舗の上にはダミーの小さなバルコニーや窓がついている。