製作記や実艦に関する説明は、モデルアート艦船模型スペシャルNo.67(2018年2月)掲載の記事をご参照ください。 完成品の写真に関しては雑誌に掲載されているものの方が大きくて鮮明ですので、 ここではボツになった製作途中の写真とその説明を掲載します。

• (1)ボートデッキ、14cm砲デッキは甲板を接着する前に塗装する必要があります。 ボートデッキの部分は迷彩塗装で側面がダークグレーになっているので甲板と同色としてしまいましたが、 14cm砲デッキの側面は一部ライトグレーで塗装する必要がありました。 写真はライトグレーを塗装するために14cm砲デッキの甲板と格納庫などをマスキングした状態です。 このキットはアオシマのハーミーズと違って側面のボートデッキが単なる「船体のくぼみ」ではなく、 かなり実物に近く再現されているので塗装はやや手間がかかりました。
• (2)甲板のラインを塗装するためにマスキングした状態です。 航空母艦の甲板には墨入れなどをしたいので甲板の白線はいつもデカールを使わずにエアブラシ塗装しています。 モデルアートでも書いたようにエレベーターの位置などを手掛かりに互いのラインが平行になるようにマスキングします。
• (3)甲板のラインを塗装しマスキングを外した状態です。 甲板のラインは筆塗りでも大丈夫そうに思えますが、 筆塗りだとどうしても塗装が厚くなってしまうので、 エアブラシで塗装しています。
• (4)モデルアートの記事でも書きましたが、塗装のことも考慮しアイランドは3分割(アイランド本体、三脚部分、煙突)して工作を進めました。
• (5)艦橋には手すりにキャンバスが掛けられた部分がありますがキットではブルワークのように表現されています。 キャンバスが掛けられた状態を表現するためにエッチングパーツの手すりを瞬間接着剤で貼ってから溶かしパテを塗りました。 溶かしパテというのはタミヤのパテをシンナーで薄めてやや液状にしたパテです。
• (6)(7)迷彩塗装をエアブラシ塗装するためにマスキングした状態です。 船体のくぼみには一部ティッシュを小さくちぎったものを詰めました。 甲板は全てマスキングしました。
• (8)艦載機であるソードフィッシュの翼の支柱のエッチングパーツです。 下側の翼に接着する部分の横棒は不要なので写真のように切断しました。