タミヤのキットは発売が1976年とかなり古いキットですが、 当時のタミヤはかなりWLキットの開発に慣れてきたらしく、 今の目から見ても非常に優れたキットです。 特に機銃座まわりのブルワークは薄くて上から下まで厚さが一定でよくできています。 最近のキットでもブルワークがやたらぶ厚かったり、 型抜きの理由からだと思いますが下にいくにつれ厚さが厚くなっていったりするものが多いですが、 このキットのは作りかえる必要がないくらいよくできています。
一方で艦載艇や4連装機銃などの部品はあまりよくできていません。 ただし、これらの部品や連装高角砲、ライフボートなどがふくまれたフッドのB部品は、 プラで唯一のイギリス海軍武装パーツセットといえるものなので、 私はかなりの数を購入しました。

作品はグレー一色で塗装していますが、 ビスマルク追撃戦時は船体が濃いグレー(507A?)、上部構造物が薄いグレー(507B?)の2色塗装だったようです。