アオシマの旧キットを製作したものです。 旧キットのビスマルクはWL外国艦シリーズのトップバッターです(旧番号No.101)。 こうしてみるとアオシマってWLの中でけっこういい艦を担当しています(他にも長門、飛龍、高雄、雪風とか)。 今ではいいキットが多いですが、当時のアオシマのキットはなかなか印象深いものがたくさんありました。
3社が同時にビスマルクを1/700でキット化してから、かなりいい資料がでてきました。
そのため、今となっては反省点の多い作品です。
作品はバルチック・スキームというバルト海のドイツ艦に多くほどこされた塗装です。
バルチック・スキームの艦の砲塔上に塗られていた色(カーマイン)は、
当時持っていた資料のカラー図やカラー写真を参考に調合しましたが、
もっと赤っぽい色だったようです。
作品ではグレーは一色しか使っていませんが、色々な資料によると船体と上部構造物では色が異なっていたようです(船体の方が濃いグレー)。
ただ、実艦の写真を見ても違いがよくわかりませんが。ファネル・キャップは作品では白に塗っていますが銀色だったようです。
また、艦尾の対空識別用のナチスマークは作品と異なり、艦首と同じような大型のものでした。 現在の作品ではファネル・キャップの色と艦尾のナチスマークを修正してあります。
作品にはGold MedalのPE5 独海軍ビスマルククラス用エッチングパーツと
タミヤのシャルンホルストの部品をかなり使っています。
煙突両脇の艦載艇は当時いい部品がなかったので自作するつもりでしたが、
結局作らずじまいでした。
最近ドイツ・レベルからも1/700ビスマルクがでたようですが、
戦艦大和と双璧をなすビスマルクの人気ぶりがうかがえます。
タイトルが「追激戦」になっていますが、「追撃戦」が正しいです。 意図的にそうしたのか、間違っただけなのかはよく覚えていません。 でもどれも「追激戦」になっているので意図的なのかもしれません。
