今となっては懐かしい欧州海戦史の第一話です。英語名が「Battle of the River Plate」なのでプレート河海戦と言った方がいいのかもしれません。 実はアドミラル・グラフ・シュペーとエクゼターは第一刊発行よりも約10年前に作った超旧作を若干手直ししたものです。 学生の頃のクラブの部誌に欧州海戦史の前身ともいえる「大西洋戦争」という記事を書いていました。 その第一回がラ・プラタ河海戦でした。 結局、「大西洋戦争」は第一回で終わってしまいましたが、 その時に作った完成品を活用というか手を抜いて流用しました。

フジミのグラフ・シュペーは色々問題のあるキットで、 完成品にはイタレリ1/720グラフ・シュペーの部品がかなり使用されています。 今ではPITROADからキットがでているので、そちらの方がお勧めです。
エクゼターは素材ととらえればそれなりによくできたキットで、私は作りこみがいのあるキットだと思っています。 言い方を換えると、ストレートに組むとかなり大味なキットです。
アキリーズは私のガレージ・キット完成品第一号です。エイジャックスは第二号になります。 ほとんど手さぐり状態で製作し、離型剤落としは使いましたがサーフェーサーも塗らずに直接塗装してしまいました。 でも、いまでも全く塗装が剥がれずに健在です。

写真のイギリス巡洋艦の３キットは最近まったくお店で見かけなくなりました。 Classic warshipsのアキリーズとB-Resinaのエイジャックスは一世代前のガレージキットという印象のできで、 また買って作りたいとは思いません(エイジャックスの方がかなりまともです)。 一方、マッチボックスのエクゼターのキットはできればもう一つ欲しいところです。 このエクゼターもそうなのですが、マッチボックスの1/700には タイガーとかアリアドニーとかケリーとか唯一のインジェクション・キットがあるのでどこでもいいから再販して欲しいところです。 金型がもう残ってないのでしょうか。