遊就館は、靖国神社境内にある軍事博物館で1882年に開館しました。 内部には武士の時代から始まり、幕末の戦闘、日露戦争、 大東亜戦争(太平洋戦争)に至る戦没者の情報や軍事関係の資料が展示されています。 展示室内は非常にきれいでそれらの資料が時代ごとに分かりやすく展示されています。

太平洋戦争の大型展示物としては、玄関ホールに零式艦上戦闘機52型や旧日本軍の大砲が展示されています。 また、大展示室には、彗星、人間魚雷「回天」、97式中戦車、特攻機「桜花」(説明によると実物ではなく原寸大模型のようです)、 特攻艇「震洋」の原寸大模型が飾られています。 その他、大型、小型の艦船模型も飾られています。WLなど市販のキットを製作されたものもありました。 「桜花」攻撃隊の出撃シーンも模型で再現されています。

玄関ホール以外は撮影禁止ですので、ここでは玄関ホールの展示物のみ紹介します。 玄関ホールには茶房、売店も併設されています。

館内は時々軍艦マーチが流れたりして独特の雰囲気があります。太平洋戦争当時の実物の航空機、戦車を見るのは興味深いですが、 特攻兵器は見ていて痛々しい気になります。

帰りに売店に寄りました。艦船、航空機、戦車のプラモデルが売られていました。その他には、祭日などに飾る日本国旗、 地方の民芸品、ブリキ製の懐かしい玩具、軍事関係のDVDや本も扱っていました。 自衛隊関連のグッズがけっこう多かった気がします。私は展示物の絵葉書があったら買おうと思いましたが、 見当たらなかったので何も買わずに帰りました。