本当は葛城がこんなに飛行機を搭載することは実際には無かったのですが、 WLシリーズ日本艦(第一期(**))の最後を飾る素晴らしいボックスアートです。 アオシマの旧雲龍型空母のキットはなんとも言いがたいできのキットだったのですが、 このボックスアートで完全に挽回していました。はっきり言って、旧キットはボックスアート負けしています。 このボックスアートを見るとキットの内容を知っていてもついつい買ってしまいましたね。

この「グナイゼナウ」のキット、よく駄菓子屋で売れ残っていました。 きっと、「シャルンホルスト」の影に隠れて売れなかったのでしょう。 夕焼け(朝焼け?)を背景にしたこのボックスアートは箱に使用されている紫色と売れ残りキットの相乗効果を生んで、 実に「たそがれ感」をかもし出していてなんかいいです。

このボックスアート背景が実にいいです。おそらく中国方面の港に入港する名取を描いたものだと思いますが、 日露戦争の戦艦改造の海防艦、ジャンク船、商船、煙突からたなびく煙などいい雰囲気の背景です。

天津風と周りの艦が荒波を蹴立てて航行する実にダイナミックなシーンを描いたボックスアートです。 私以外の方にも人気があるのか知りませんが、リニューアル後の天津風のボックスアートにも再利用されています。

朝潮など似た構図のボックスアートは他にもけっこうあるのですが、この「綾波」のボックスアートは特に気に入っています。 色調が美しいことと背景を航行する日の丸を船体につけた商船にリアリティがあります。 おそらく故画伯が実際に見た当時の海岸の光景がこんな感じだったのかもしれません。

私としてはさほど強い印象はないボックスアートなのですが、長年にわたってWLを代表する戦艦「大和」の ボックスアートとして君臨してきたということで第6位です。

船体に「ユキカゼ」の文字が書かれていますが背景に描かれている大和と思われる戦艦から、 おそらく天一号作戦の時を描いたボックスアートではないかと思います。 全体的に暗い色調で描かれたボックスアートが大和の暗い行く末を暗示しているかのようで、 なんかこのボックスアート好きです。

WLシリーズの空母第一号のボックスアートというのもありますが、 信濃が細かく描かれているということで結構このボックスアート大好きです。 正直言って、リニューアルキットに使用されているボックスアートよりも数倍いいと思います。 もし、信濃に搭載する飛行機がたくさんあったらこういう光景になっていたのでしょうか。

パターンとしては天津風のボックスアートと似ているのですが、これはこれでいいです。

珍しく第一期後の製品からのランクインです。 私は第一期後のキットのボックスアートはあまり好きでは無いのですが、 この平安丸のボックスアートはけっこう気に入っています。