リヴァモア級のブキャナンは第一次ソロモン海戦やサボ島沖海戦など数々のソロモン諸島の戦闘に参加しました。 ブキャナンは空母ワスプから洋上給油中のすばらしいカラー写真が残されています。 これらの写真はWARSHIP PICTORIALの表紙にも使用されているので、 ブキャナンをご存知の方も多いのではないかと思います。
今回使用したのはPITROADのモンセンのキットです。 PITROADのキットはかなり組みやすく、けっこう楽しみながら苦もなく組み上げられます。 第二煙突の高さが若干低すぎる気もしますが、作例ではストレートに組んでいます。 主砲の砲身は0.4mmの真鍮パイプで作り変えました。 作品にはPITROADのリヴァモア級用のエッチングパーツ(PE-162)を使用しています。 ただMk37 Directer上のMk12レーダーやマスト上のSCレーダーなどは、 そのときたまたま持っていた他のエッチングの部品を使用しています。 20mm単装機銃はWhite Ensign Modelsのレジン製の部品(台座)とエッチングパーツ(銃身と楯)を使用しています。
塗装はフレッチャーと同様のMeasure12という3色のしみ塗装です。以下の色を使用しました：
- Sea blue (5-S)
- C71(ミッドナイトブルー) + C72(ミディアムブルー)
- Ocean gray (5-O)
- P16(オーシャン・グレー) + C35(明灰白色)(少量)
- Haze gray (5-H)
- C35(明灰白色) + C62(艶消し白)(少量)
- P: PITROADカラー C:クレオス・カラー
Haze grayはもっと濃い色でもよかった気もします。 フレッチャーの時もそうなのですが、Ocean grayを全体にエアブラシ塗装して、Sea blueとHaze grayの部分は筆塗りです。 フレッチャーに比べて迷彩パターンが細かいのでかなり苦労しました。 でも、このしみ塗装をした艦にはもっと細かい迷彩パターンの艦もあるんです(アーロンワード(DD483)とかダンカン(DD485)とか)。 このしみ塗装けっこうモデラー泣かせのくせものです。 アーロンワードもダンカンもソロモン諸島の戦いに参加しけっこう知名度のある艦なので作りたい気はするのですが、 迷彩塗装を見るとひいてしまいます。甲板はフレッチャーと同様に甲板全体をOcean grayで塗装し、歩道の部分のみデッキブルーで塗装しました。
