キットの製作方法や実艦に関する情報はモデルアート艦船模型スペシャルNo.60(2016年5月)の方で語りつくしていますのでそちらをご参照ください。 ここでは以前私が製作したWhite Ensign Modelsのキット(軽巡洋艦ペネロッピー)との比較をご紹介したいと思います。 ペネロッピーは第三刊でお見せした完成品です。 かなり昔に作った完成品でほとんどストレート組みです。 そのため、両キットのできの違いがよくわかるのではないかと思います。 比ぶべくもないという感じでFlyhawkのキットの方がはるかに優れています。

• 真上からみた比較です。上がWhite Ensign Modelsのキットで下がFlyhawkのキットです。 ダイドー級のキットも同様なのですがイギリスの巡洋艦の艦首はけっこうずんぐりとした形状でFkyhawkのキットはそれをよく表現できています。 それに対してWhite Ensign Modelsのキットは鋭角すぎるようです。 写真ではWhite Ensign ModelsのキットがFlyhawkのキットよりひとまわり小さく見えますが、 船体の長さは両者ともほぼ同じで、ダイドー級のようにWhite Ensign Modelsのキットの長さが短すぎることはないようです。

  

• 艦橋の比較です。上がWhite Ensign Modelsのキットで下がFlyhawkのキットです。 White Ensign Modelsのキットがおもちゃのように見えてきますね。 主砲ですがWhite Ensign Modelsのキットの砲塔は高さが低すぎるようです。 かなり平たすぎる印象を受けます。

  

• 煙突や中央部の比較です。上がWhite Ensign Modelsのキットで下がFlyhawkのキットです。 ペネロッピーの方は魚雷発射管の上も甲板になっていて第2煙突に囲いがありますが、 これは再現度の違いではなくペネロッピーとオーロラの違いです。

  

• 後部艦橋の比較です。上がWhite Ensign Modelsのキットで下がFlyhawkのキットです。

  

• オーロラの左舷と右舷の迷彩塗装です。

  
  

• 最後にペネロッピーとオーロラを並べて撮った写真です。K部隊の主力巡洋艦です。